「相談できる人がいる安心感を作る」、場づくりのヒントになる経験だった CforC修了生インタビューvol3

2020年修了生のインタビューvol3です。
2019年よりご自宅のお寺を開放して、毎週水曜日の放課後、小学校高学年の子どもたちの居場所を提供している増田真紀子さん。それまで子ども支援に関する講座はほとんど受講されてこなかったとのことですが、今回受講されたきっかけや、学びを伺いました。


増田 真紀子(ニックネーム:まきさん)

真宗大谷派 正安寺 坊守。
18年前にお寺に入り、住職とともに、ふらっと立ち寄れる地域に開かれたお寺を目指して活動中。
コロナ禍でもできることを模索しながら、小学生の放課後の居場所、不登校の子どもたちの居場所、小さなお子様連れの方たちの居場所、お年寄りの居場所などのさまざまな会を定期的に開催。


――CforCに参加したいと思ったきっかけは?

家がお寺ということもあり、地域のママや子どもたちに場を開いていました。
お寺の勉強会で差別や子どもに関する話も聞きましたが、もっと学びたいと思って参加しましたのがきっかけです。自分以外の実践している人たちと深く話せたらという期待もありました。
また今回オンライン化されたことも、理由の1つですね。法事等で土日のスケジュールがコントロールしにくかったのですが、オンラインになったことで参加しやすかったです。

――CforC のプログラムを受けて、ご自身の変化を感じた点はありますか?

ボランティアの人たちが子どもに関わる姿勢について、考え方が変化しました。
これまで自分が子どもたちと遊んでいる時には、ボランティアさんたちも巻き込もうと声をかけていたんです。それをやめてみたら、子どもたちだけでなく、ボランティアの人たちも心地良いさそうな雰囲気が生まれました。

――プログラムの中で印象に残っていることは、どんなことですか?

リフレクションがよかったと思っています普段はここまで振り返らないですよね。
みんなで私が出した事例を振り返ってくれると、自分では出てこない新しい視点が出てきました。今もその時のリフレクションの紙は印刷して持っています。 

また、神林さんの話の中にあった「お茶っこでいいんだ」という言葉に衝撃を受けました。
子どもと遊ぶわけではないけれど、近所のおじいちゃんおばあちゃんが、子どもたちと同じ場にいて、お茶を飲んでいる。無理に一緒に遊ばなくても、そこに大人がいる、相談できる人がいるという安心感が場づくりにとっては大事なんだと思いました。

――最後に、CforCをどんな人に薦めたいですか

子どももコミュニティも大事だと思っている人や場を持っている人にお勧めしたいです。
ここでは子どもや地域に対して同じ目線で話せる人が多く、年齢に関わらず話すことができます。他の受講者と出会い新しい気づきや価値観にも触れられるのでお勧めです。


場づくりをしていて孤独感に近いものを感じることがあると、おっしゃっていたまきさん。CforCはそんな思いの共有や、他の場を作っている人たちとの対話の場になっていたようです。
CforCで学んだことを活かして、まきさんらしい場を作っていただけると素敵だなと思っています、応援しています!

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